結論
EC・D2CでAIを使うなら、商品を探す導線と、偶然見つける導線を両方整えること が重要です。
awooの公開事例では、AKOMEYA TOKYO公式通販サイトが、AIサジェストプラットフォーム「awoo AI」を導入したことが紹介されています。食品、食器、調理道具、化粧品など約3,000SKUを扱っており、検索精度と回遊性に課題がありました。
導入後は、商品詳細ページやカテゴリページにAIが自動生成したハッシュタグや画像レコメンドを表示し、公開情報では導入初月からサイト回遊率4.2倍、CV率8倍の改善が紹介されています。
公開事例の要点
AKOMEYA TOKYOの事例は、商品検索だけでは拾いきれない「欲しくなるきっかけ」をAIで補っている点が参考になります。
食品や雑貨のECでは、顧客が商品名を正確に知っているとは限りません。「贈り物」「朝食」「発酵食品」「手土産」のような利用シーンから探すこともあります。
AIが商品特徴をハッシュタグ化し、関連商品を見せることで、目的買いだけでなく比較や発見の導線を作れます。
中小ECがまねしやすい順番
最初に、商品情報を整えます。商品名だけでなく、用途、利用シーン、素材、味、サイズ、色、対象者、贈答向けかどうかを入力します。
次に、顧客が使う言葉を集めます。レビュー、問い合わせ、検索キーワード、店舗での接客メモから、顧客が実際に使う表現を拾います。
その後、関連商品を人が確認します。AIが出した候補でも、在庫切れ、価格帯、ブランドの見せ方、季節性が合わない場合があります。最初は主力カテゴリから始める方が安全です。
導入時の注意点
レコメンドは、商品情報の品質に左右されます。説明文が薄い、カテゴリが粗い、似た商品なのに表記がバラバラだと、AIの提案も安定しません。
また、CV率だけを追うと、ブランドらしさや顧客体験を損なうことがあります。ECでは、売れ筋を押し出すだけでなく、ブランドの世界観に合う提案になっているかを人が確認します。
AKOMEYA TOKYOの事例から学べるのは、AIレコメンドは販促だけでなく、商品情報を整理し、顧客が商品と出会う導線を増やす取り組みだという点です。
参考にした公開事例
この記事は、awooの公開事例を参考にしています。
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中小企業の経営者・部門責任者がAI導入を判断しやすいよう、公式情報、編集部の運用チェックリスト、実務メモをもとに構成しています。 最終確認日は 2026/4/21 です。 運営会社と編集方針は 運営情報 と 編集部プロフィール にまとめています。
参考情報
この記事の制作・確認時に参照した情報です。制度、セキュリティ、個人情報、医療、法務、会計、採用など更新性や判断責任が高いテーマでは、公式情報・一次情報を優先します。
- awoo: AKOMEYA TOKYO公式通販サイト導入事例
awooが公開した、AKOMEYA TOKYO公式通販サイトでのAIハッシュタグ・画像レコメンド活用事例。
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確認日: 2026-04-20 - AI導入前に確認したい社内ガバナンス項目
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確認日: 2026-04-20
よくある質問
小規模ECでもAIレコメンドは必要ですか?
商品数が少ない段階では必須ではありません。商品数が増え、カテゴリや検索だけでは探しにくくなった段階で効果を検討しやすくなります。
最初に整えるべき商品情報は何ですか?
商品名、カテゴリ、素材、用途、利用シーン、サイズ、色、関連商品をそろえると、AIで特徴を扱いやすくなります。
レコメンドは売上だけを見ればよいですか?
売上だけでなく、回遊率、商品詳細閲覧、カート投入、関連商品の同時購入を見ると改善点を見つけやすいです。